日満經済統制方策要綱ニ関スル件 H-17-1 統制科 康徳2.9(1935.9) |
産業開發五箇年計畫(案) H-25 実業部 ; 美濃部参事官 康徳3.7.15(1936.7.15) |
美濃部洋次は「満洲国」建国初期に、現地にあって満洲国官僚として働いていた人物です。
後に太平洋戦争期統制経済下の商工官僚として名を馳せ、毛利英於兎・迫水久常と共に革新官僚の三羽烏と称されています。
当センター所蔵の美濃部旧蔵文書・資料群は、氏が昭和8年12月(33歳)出来立ての「満洲国」に商工官僚として赴任以降、 約3ヶ年の後昭和11年12月(36歳)に帰国するまでの時期を収録しています。
美濃部氏は一貫して満洲国国務院総務庁の部局に所属し、庶務・文書科長から組織改正により新設された企画処の参事官と、 満洲国の行政の中心部におり、 しかも文書に係わった関係から直接には関与しなかった政策の企画立案についても関係文書を入手出来る立場にありました。
その関係で美濃部文書には、僅か3ヶ年でも満洲国初期の政策立案に係わる実に多方面のものが含まれています。
一橋大学機関リポジトリHERMES-IRで利用できます。
『美濃部洋次満洲関係文書目録:一橋大学経済研究所附属日本経済統計情報センター所蔵』
一橋大学経済研究所附属日本経済統計情報センター,2000(統計資料シリーズ No. 52)(17MB)
【請求記号:D06:H77:(52)】