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郡是・町村是資料(明治20年代~大正)

郡是・町村是資料 郡是・町村是資料明治20年代から大正にかけて、在来・地方産業の振興をめざして、 全国各郡、町、村で、現状を調査して将来目標を定め、そのための施策を纏めたものです。

国是は本来地域に根差した Tableau economique であるべきだという自らの意図を容れられず野に下った農商務省次官前田正名が、 在来・地方産業の振興を目指し地域社会からそれぞれの「郡是」「町是」「村是」を編成する運動を提唱、 これに呼応して各地で郡是や町村是が作成されました。

町村是資料の内容は時代や地域によりさまざまですが、概ね「現況」、「参考」、「将来」の部から構成されています。 この内の「将来」というのが是に相当し、町村の発展のための将来目標を定め、そのための施策を掲げています。 その策定のためには村の現況の把握が重要であるとして「現況」の統計調査があり、 参考として村の産業の古事来歴、沿革調査を「参考」の部に記述しています。

本センターでは、永年にわたって、全国各地のこれらの資料を原本あるいは複製本で収集し、 貴重なコレクションを作り上げてきました。 平成11年3月には、本センター所蔵本による「郡是・町村是資料マイクロ版集成」を丸善から出版しました。

利用方法

閲覧・複写はマイクロフィルムのみとなります。

請求記号

マイクロフィルム: XB9946001P ~ XB9946105P

目録・解題: K3A0421:H77-4 (附属図書館所蔵:3503:27) 一橋大学機関リポジトリHERMES-IR にて利用できます。

目録