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秘密分散・秘密計算技術を用いた公的統計ミクロデータ分析のセキュリティ強化に関する研究

研究概要

公的統計のミクロデータの二次利用として,オンサイト施設での利用が,総務省統計局により現在推進されているところであるが,場所を問わず即時に分析できる『オフサイト利用』が期待されている。
しかしオフサイト利用の実現には,① 分析に用いるミクロデータのセキュリティ,及び② 分析結果の開示制御,の対策が不可欠である。本研究では前記① の対策に絞り,データを暗号化(秘密分散)したまま分析が可能な『秘密計算』システムを研究,開発を行っている。
その結果,回帰分析において分析結果の精度が高く,処理速度が一定基準以上であることを実証した。
 

期待される成果

政府統計ミクロデータの利用申請はとても厳格であるため,申請者の負担は多大である.この仕組みが提供できれば,情報漏えいのリスクが軽減されることによる安全性の確保,未申請変数のマスキングの手間が不要となることによる即時性が担保されることなど,統計法第33条2項におけるデータ利用申請やデータ提供が容易となる可能性がある。

詳しくは,以下のポスターをご覧ください。
 

共同利用・共同研究拠点事業

本研究は、一橋大学経済研究所共同利用・共同研究拠点事業プロジェクト研究に採択されております。

平成29年度研究プロジェクト

大規模な政府統計データを用いた秘密分散・秘密計算技術に基づく結果表および回帰モデルの実証分析

平成28年度研究プロジェクト

政府統計データを用いた秘密分散・秘密計算技術に基づく回帰モデルの実証分析
 

紹介用ポスター

(画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。)

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