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小野武夫文書

概要

小野武夫(1883年8月3日~1949年6月5日)は、大正・昭和戦前期に活躍した農業経済史学のさきがけ的存在です。

永小作の研究に代表される農村の土地所有制の研究を出発点として、一貫して農村・農民に関心を抱き続け、多くの論文が生み出されました。同時に、これ等の研究の基礎となるべき農村・農民経済資料を収集し、資料集として刊行したことは研究業績に匹敵する重要性を有すると考えられ、この小野武夫文書によりその全容を窺うことができます。

当センターでは、1989年小野家よりダンボール25箱程の古文書資料、筆写資料、原稿類、写真資料等の寄贈を受け、2001年及び2002年にも再度小野の履歴書、辞令類及び写真資料の追加寄贈を受けました。小野武夫文書はこの3回に亘る資料により構成されています。

これ等の文書類は、小野が各地で収集した古文書と、資料集の材料となった筆写資料の原稿、論文の原稿に大別されます。前者をA群、後者をB群と呼ぶことにします。

小野武夫文書 I -近世文書を中心とする収集資料-

A群・古文書資料は、青森から鹿児島に至る27府県に存在する旧家の旧蔵文書より成り、総数2,089点、ダンボール箱6箱分の古文書群です。旧蔵者不明のものが多く、形態的には一部に綴りはあるものの、ほとんどが一紙もので、主に証文類と夥しい包紙よりなります。

収録文書

青森県 弘前市菊池健雄家旧蔵文書 1点
岩手県 谷口徳蔵家旧蔵文書 197点
小原貞三家旧蔵文書 8点
宮城県 旧蔵者不明文書 17点
秋田県 小原慶次家旧蔵文書 4点
旧蔵者不明文書 1点
山形県 旧蔵者不明文書 1点
福島県 山崎行峰家旧蔵文書 7点
高木誠一家旧蔵文書 3点
成田村文書 2点
旧蔵者不明文書 1点
栃木県 清水文弥家旧蔵文書 1点
群馬県 森田久三家旧蔵文書 2点
埼玉県 白久村文書 16点
大河原重行家旧蔵文書 1点
旧蔵者不明文書 6点
東京都 荻島完吉家旧蔵文書 77点
飯嶋録郎家旧蔵文書 14点
旧蔵者不明文書 1点
新潟県 渡邉熊三郎家旧蔵文書 1点
富山県 旧蔵者不明文書 1点
石川県 飯田保臣家旧蔵文書 1点
旧蔵者不明文書 2点
山梨県 今福文書 72点
谷村町文書 7点
旧蔵者不明文書 1点
長野県 町田良一家旧蔵文書 80点
旧蔵者不明文書 1点
岐阜県 旧蔵者不明文書 18点
静岡県 旧蔵者不明文書 273点
愛知県 旧蔵者不明文書 1,169点
京都府 旧蔵者不明文書 1点
大阪府 旧蔵者不明文書 4点
鳥取県 旧蔵者不明文書 1点
島根県 旧蔵者不明文書 5点
広島県 進藤正利家旧蔵文書 2点
徳島県 旧蔵者不明文書 1点
佐賀県 旧蔵者不明文書 3点
大分県 片峰秀雄家旧蔵文書 4点
旧蔵者不明文書 3点
鹿児島県 旧蔵者不明文書 1点
所属不明文書 78点

 

小野武夫文書II

B群・論文原稿と筆写・収集資料は、江戸時代の農書を主とする資料を手書きで筆写したものや、小野の論文の原稿、写真資料その他で、総数は1,755点、ダンボール19箱に及びます。B群の目録はまだ作成していませんが、概要は『小野武夫文書 I -近世文書を中心とする収集資料-』のvi-xixページicon_pdf.png(2.4MB)を参照してください。

収録内容

1 論文著作原稿 136点
2 資料集原稿 524点
3

筆写資料
(地方文書、書籍、地方誌、研究誌等の筆写)

383点
4 調査・収集資料 194点
5 書簡 135点
6 写真資料 126点
7 社会活動 32点
8 講義・講演・展示 5点
9 雑誌・新聞切抜き 24点
10 蔵書関係 6点
11 履歴書・辞令 60点
12 学生提出論文・レポート 103点
13 その他 27点

利用方法

事前のお申し込みが必要になります。貴重資料等閲覧申請書icon_word.gifに必要事項を記入し、当センターにご連絡ください。
なお、個人情報が含まれる資料は閲覧をお断りする場合がありますので、あらかじめご了解ください。

目録

『小野武夫文書I:近世文書を中心とする収集資料』 一橋大学経済研究所附属社会科学統計情報研究センター,2010(統計資料シリーズ No. 65)pdficon45x45.gif(40MB)
【請求記号:D06:H77:(65)】

関連資料

小野武夫の旧蔵書は、鹿児島大学附属図書館に小野文庫として4,127冊が収められています。

『小野文庫目録』 鹿児島大学附属図書館,1962.3【請求記号:A4219:Ka19】